意外な縁によって、人と人、あるいは人と物とは繋がっている……!
驚きと感動と、そして奇異の念に打たれるような「縁」を三つ選んでみた!
まずは第三位!
梶芽衣子と「鬼龍院花子の生涯」!
何と、この原作を読んで映画化を勧めたのは、映画には出演していない梶芽衣子なのだ!
当時の東映は男性客一辺倒で、岡田社長は「男の客はもうおらん。女を入れな、しゃあないわ」と東映京都撮影所(以下、京撮)のプロデューサーに発破をかけていたが[19]、何をやってもダメで行き詰まっていた。しかし日下部には一つだけ腹案があった。それは梶芽衣子が日下部に読んで欲しいと送ってきた宮尾の小説『鬼龍院花子の生涯』だった[19][20][21]。
と、Wikipediaに書いてあった!
もしかしたら、世が世なら「なめたらいかんぜよ!」は梶芽衣子の台詞になっていたかもしれない!
それはまたそれで、似合っている!
続いて第二位!
何と、「海街diary」の音楽に菅野よう子を推薦したのは、長澤まさみなのだ!
—— 是枝さんが今回、菅野さんにお願いしようと思ったのはどうしてですか?
是枝 きっかけは、四姉妹の次女役を演じた女優の長澤まさみさんなんです。今回の現場は、休憩中も女優さんたちが全然控室に戻らなくて(笑)、僕やスタッフと一緒に談笑していることが多かったんですけど。ある時、僕がスタッフと「音楽どうしようか」っていう話をしている時に、長澤さんが「菅野さんはどうですか?」と名前を挙げてくれて。
菅野 その話を聞いて、すごくびっくりしました! 長澤さん、どこで知ってくれたんだろう?
是枝 映画『ハチミツとクローバー』の音楽みたいですよ。
菅野 すごい!『海街diary』とは全然違う映画なのに、思い出してくれたんですね。
是枝 そう。長澤さんは、あの作品の音楽が好きだったんですって。
うーん、素晴らしい!
ナイス人選!
「単なる美人女優」以上の働きをしている!
さあ、
いよいよ第一位は!
- 作者: ミシェル・フーコー,Michel Foucault,神谷美恵子
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- 作者: マルクスアウレーリウス,神谷美恵子
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ミシェル・フーコーとマルクス・アウレリウス・アントニウスと神谷美恵子!
何と、晩年のフーコーはマルクス・アウレリウス・アントニウスの「自省録」を愛読していたという!
その「自省録」だけでなく、フーコーの著書をも日本語に翻訳していたのは、同じ神谷美恵子なのだった!
ということを「マルクスの三つの顔」を読んで知った!
思わず「生きがい」や「人間」を見つめてしまいたくなるような、意外なつながりだ!