前々から「観たい」と思ってはいるものの……。
ついつい、先延ばしにしてしまったり、チャンスを逃してしまったり……。
そんな愛しさと切なさと運命を感じさせるベスト3をお送りしてみたい!
まずは第三位!
「僕は戦争花嫁」だ!
何と、ケイリー・グラントが女装をしているという!
ハワード・ホークス監督とケイリー・グラントのコンビによるハリウッド黄金期のコメディ。『赤ちゃん教育』『ヒズ・ガール・フライデ―』と傑作を生み出した組み合わせだけにクオリティは保障つき。実際、興行成績で1949年の年間3位の大ヒット作だ。タイトルからある程度想像つくとおり、ビリー・ワイルダーの『お熱いのがお好き』でも出てきたジェンダー転換ジョークに、気の強い男女が喧嘩しつつもカップルになる、ハリウッドのロマンティック・コメディの王道パターンで飽きさせない。実話に基づいているといることで少し軽みにかけるきらいはある。ドイツ・ロケやフランス人の描写など、ヨーロッパに対するアメリカ人の視点に注目すると、観る楽しみが倍になる。 (鷺沼晶良) --- 2005年03月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
うーん、面白そう!
しかし結局、観ていない!
続いて第二位!
「ゴールドパピヨン」だ!
『エマニエル夫人』の監督が放つ『インディー・ジョーンズ』+『ベン・ハー』の壮大なド変態アクションアドベンチャーの決定版!
幻の蝶と生き別れた父親を追っておぼこ娘とヤラシイ二枚目がある意味想像を絶する旅に出る。カンフーアクション、キャットファイト&人間戦車レース!なんでもござれ!
ある変なアジアの港町。幻の黄金の蝶を追って失踪した父親を探していたフランスの生娘グエンドリンは早速ならず者たちに誘拐され売春宿に売られそうになってしまう。
この作品は中学生の頃、雑誌「スターログ」で知って以来、観たいような観たくないような、やっぱり観たいようなムズムズした気持ちのままでいる!
実は本音としては観てみたいので、そのうちどうにかしたい!
さあ、
いよいよ、
「ゴールドパピヨン」以上の第一位とは?
「魔の刻」だー!
降旗康男監督、岩下志麻主演によるサスペンスドラマ。家を捨てて流浪し、ようやく港町に安らぎを見つけた19歳の青年と、彼を追ってきたその母。愛を絶とうとしながらもなお激しく身を寄せ合う彼らは、やがてある中年男と少女に出会い…。R-15作品。
何と、今をときめく坂上忍が!!
岩下志麻と!!
予告編で、
「おふくろー!」
と叫んでいたのが衝撃的だった!
内容が内容だけに、善悪やモラルの枠を超えて、ひとつの鮮烈な愛とその内奥が切り開かれている作品だとだけ言っておきたい!
ちなみに、マノつながりで真野恵理菜もがんばれ!