「ことばの花束―岩波文庫の名句365」の名言 ベスト3

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押入れを整理していたら「ことばの花束―岩波文庫の名句365」という文庫本が出てきた。

岩波文庫から選ばれた、三冊ある名言集シリーズの最初の一冊である。

適当にパラパラ読んでも最初から読んでも同じ密度で、どのページも言葉が濃い。

そもそも「岩波文庫に入っている」というだけで厳しい予選を突破している訳だから当然ともいえる。

 

ことばの花束―岩波文庫の名句365 (岩波文庫別冊)

ことばの花束―岩波文庫の名句365 (岩波文庫別冊)

 

 

という訳で今回はその「ことばの花束」から選ぶベスト3!


まずは第三位!


ローザ・ルクセンブルグ

 

鳥の歌声がいつも同じ調子にしか聞こえてこないというのは、無頓着な人間の粗雑な耳だけのことです。


無頓着な人間で粗雑な耳で、どうもすいません。

と拗ねたくなってしまうが、この手の辛辣系の言葉の中ではまだ大人しい方の言葉である。

 

 

続いて、
第二位!


フランシス・ベーコン

 

子供は苦労をやわらげる。しかし不幸を一段と辛いものにする。
子供は人生の煩いを増す。しかし、死の思いを和らげる。

 

どっちなんだ。

落ち着きのない一人ツッコミのような感じである。

 

さあ、

いよいよ、

第一位は!!

アンデルセン

 

「あたしたち、今夜ね――なんだと思う?――あたしたち、こんやね。あたたかいジャガイモがたべられるのよ!」

そして女の子の顔は幸福に光りかがやきました。

ろうそくがその顔をまともに照らしました。

 


この場面を、あえて他の名言と並べるというセンス。

一体どこのどんな人がこの場面を選んだのか、反対する人はいなかったのか、その辺が気になる。

ちなみに「アンデルセン童話集」の「ろうそく」という作品の一場面である。

それはともかく……、

 

北海道産 じゃがいも 北あかり 2L~3Lサイズ 10kg

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急にどうしてもジャガイモを食べたくなる、この気持ちのやり場をどうしてくれるのか……。