好きな将棋用語 ベスト3

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将棋には特有の用語がいくつもある。

今回はシンプルに、その中から好きな用語を選んでみよう。

 

まずは第三位!

 

鬼手(きしゅ)!

 

終盤の鬼手 (将棋連盟文庫)

終盤の鬼手 (将棋連盟文庫)

 

 

 鬼手(きしゅ)!

 

 

鬼手(きしゅ)!

 

 

 鬼手(きしゅ)!

 

鬼手 世田谷駐在刑事・小林健 (講談社文庫)

鬼手 世田谷駐在刑事・小林健 (講談社文庫)

 

 

4回も書いてしまったが、字面といい発音といい、素晴らしい!

意味は辞書によると、

「相手の意表をつくような奇抜な手」

とあるが、もっと壮絶で、血を吐くような、渾身の、鬼気迫るようなド迫力と、「奇手」にも通じるような異筋の手、といったニュアンスが含まれる言葉である。

 

 

続いて第二位!

 

毒まんじゅう

 

戦国毒饅頭ハンベエ(1) (ガンガンコミックスIXA)

戦国毒饅頭ハンベエ(1) (ガンガンコミックスIXA)

 

 

「簡単に取れる(食える)が取ったら(食ったら)敵の術中にはまる相手駒のこと」

という意味だ!

どうということの無いように見える歩を取ったが最後、壊滅的な打撃を受けるような地点に王手飛車取りの角を打たれてしまう、という危機一髪の場面で使う言葉である。

たった一枚の歩を突くだけでも、

「これは取れまい」

「うっ、取れない……」

という水面下のやり取りが存在するのである。

レベルが高くなると、毒まんじゅう的なフェイントは互いに通用しなくなるので、すべて「織り込み済み」ということになるのだが……。

 

 

さあ、

いよいよ、

第一位は!

 

 

友達をなくす手!

 

 

これも非常に好きな言葉で、将棋用語集によれば、

形勢に差がつき、攻めていけば自然に勝てるような局面にも関わらず、受けにまわり、相手に何もさせないような意地悪な指し方をすること

 

http://www.shogitown.com/school/dictionary/word/dic-ta.html

 

この非情さ。

かと言って、優勢の時に手を緩めたら次の瞬間に逆転されることも珍しくはないのである。

言い換えるなら、

「それまで友達だった人が、友達でなくなる瞬間の手」

とも言えるだろう!!

非情と憐憫の狭間にあって、自信と不安の両方が入り混じったもの……、それが「友達をなくす手」なのである!!