「誰も書けなかった『笑芸論』」でへーッと思った箇所 ベスト3

スポンサーリンク

 

 本書は高田文夫が、これまでの生い立ちやお笑い関係者との交友を綴った本である。

 

誰も書けなかった「笑芸論」 森繁久彌からビートたけしまで

誰も書けなかった「笑芸論」 森繁久彌からビートたけしまで

 

 

これまでに書かれた本と重複する部分もあるものの、いわば集大成的な一冊なので読み応えがあった。

今回は読みながらへーッと思ったり、唸ったりした箇所を挙げてみたい。

 

まずは第三位!

「バイビー!」の件について!

「余談ですが……」と前置きして、ビートたけしのANNにおける「バイビー!」の由来について書かれている!

 

(略)たけしと私で「じゃあネ、バイビ~~」と言っていたが、あれは当時TVでさかんにアン・ルイスが使っていた口ぐせ。最初の進行表に私が何気なく「バイビーーッ」とエンドのところにメモがわりに書いといたら、たけしが音読したのが始まり。

 

 アン・ルイスがルーツだったとは!

 

ゴールデン☆ベスト アン・ルイス 1982~1992

ゴールデン☆ベスト アン・ルイス 1982~1992

 

 

 

続いて第二位!

談志の名言!

談志の著書の中で、一冊だけ選べと言われたら「談志百選」とのこと。

 

談志百選

談志百選

 

 

 

 

残したお言葉数々あれど、最高なのが、

「馬鹿は隣の火事より怖い」

他にも、

「銭湯は裏切らない」

「人生、成り行き」

「親切だけが人を納得させる」

 

 

 と、名言を少し挙げてある。

この中では「親切だけが人を納得させる」というお言葉に感銘を受けた!

 

 

さあ、

いよいよ、

第一位は?

ビッグ3以前の話!

いわゆる「たけし、タモリ、さんま」以前のお笑い界を牛耳っていたのは、いったい誰なのだろうか?

 

“たけし・タモリ・さんま”の、世に言うビッグ3が登場する直前のおよそ一〇年間を一体、日本人は誰で笑っていたのか?超マニアックに専門的な知識からそっとお教えしよう。

アイドル達とからんで小さな笑いを届けていたビッグ3、もとい、リトル3は!?

せんだみつお」「あのねのね」「ずうとるび」この三組なのだ。

使い勝手のいいタレントで小器用になんでもこなした。この三組、番組の本数もすごかったと思う。テレビ史の中で誰も証言しなかったが、このひらがなだけの三組が一九八〇年以降テレビに起きる「笑いの時代」の礎・人柱となった人々なのである。

 

サラッと書かれているので、最初は冗談かと思ったが、もしかしたら本当にテレビ史における貴重な視点・指摘なのかも知れない!

ちなみに「あのねのね」には当初、鶴瓶も入っていたという!

という訳でなかなか面白い、有益な本なので強くお勧めしたい!

 

それじゃ、バイビー!


別の記事へジャンプ(ランダム)