たまにはワースト3をお送りしてみたい。
「不味い」とひと口に言っても、その不味さの程度はなかなか比較できないものである。
しかし、それでもこれだけは忘れがたい不味さだった!
というものを三つ選んでみた。
まずは第三位!
クロレラ入り麺のソース焼き蕎麦!
なぜか「クロレラ入り」を売りにした麺を使っている店があり、その店でソース焼き蕎麦を注文したところ、不味すぎて食べられないほどだった!
自分は食べ物を残すということができない性質なのだが、この時ばかりは不味さで目が眩みそうになったので、半分くらい残して、逃げるように店を去った!
そして、その店は当然ながらすぐに閉店したという!
続いて第二位!
サメの肉のフライ!
スーパーでサメの肉を売っていて「フライにどうぞ!」と書いてあったので、フライにして食べてみたが、不味いの何の、不味さで頭と心がいっぱいになる程の不味さ。
はじめ人間ギャートルズ風に地平線の彼方から「ま」「ず」「い」という文字が飛んでくるような不味さだった。
心に傷を負うほどの不味さだった。
十年前の日記を読み返していたところ、上記のような箇所があったので思い出した!
こんなものをスーパーで売る方も売る方だが、買う側も少しどうかしている!
さあ、
いよいよ禁断の、
第一位は!
父親の作った寄せ鍋!
三十年ほど前に、なぜか父親が寄せ鍋を作ったことがあり、見かけ上はまったく普通の寄せ鍋だった!
しかし、食べてみようにも食べられないほどの、目玉が凹むような不味さだったのだ!
何故か?
その理由は……、
どうやら水に材料を全部入れて、そこからグラグラと煮たせいで、ありとあらゆる種類の「旨み」が材料からすべて出てしまったためであるらしかった!
つまり、単なる「出涸らし」だらけの具を煮込んだ、寄せ鍋によく似たサムシングになり果てていたのだった!
勘弁してくれよ!
今、これを読んでいる皆さん!
ウソだと思うなら金をドブに捨てる覚悟で、全ての材料を水に入れてからグラグラと、長時間煮てほしい!
立ち上がれなくなるくらい不味いぞ!